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娘役トップとして2期目の舞台を踏んでいる。
日比谷の東京宝塚劇場で上演中の花組「ファントム」(9月11日まで)
宝塚風に例えるなら、5組中もっとも古い伝統を持つ“花組家”のトップスター・真飛聖(まとぶ・せい)の後妻として“月組家”から嫁入りしたのが昨年7月、「麗しのサブリナ」でオードリー・ヘプバーンが演じたサブリナ役をキュートに見せ、絶賛を浴びた。
そして今年4月の真飛の退団を受け、6月に“宙組家”からお婿さんとして蘭寿(らんじゅ)とむをトップに迎えて、今回の公演に臨んでいるのだ。
「宝塚大劇場の初日は、蘭寿さんのお披露目公演を盛り上げなければ、そのためにはクリスティーヌの役の重要さを十分に意識して演じなければ、と去年の私のお披露目の時より緊張しました」
宝塚は、男役中心の世界である。
娘役には、女性同士の中だからこそ、より男役を際立たせる努力が求められる。
その点、近年屈指の清純派、「かわいい!」の声が定着している蘭乃には格好の役柄だ。
だが、蘭乃の娘役論には清純派イメージとは異なる芯の強さがあった。
「役を作るうえで“娘役だから”の意識はありません。そう思うと、そこに不純物がまぎれ込んでしまいます。鬘をきれいにとか立ち居振る舞いは美しくとかの意識は常に心掛けていますけれど…。『ファントム』のクリスティーヌは優しさや純粋さで宝塚の娘役にリンクする部分が多くあります。でも、娘役だからそう見せているという捉え方は決してしていませんし、しようとは思いません」
出演中の作品は、「オペラ座の怪人」として映画に舞台に世界中でおなじみの物語。
ミュージカルでも数種のバージョンがある。
宝塚版は、A・コピット脚本、M・イェストン作詞・作曲の米国ツアー上演舞台の脚色。
異色さが特色で、恐ろしいばかりの怪人ではなく、唯一愛した母親の面影をクリスティーヌに重ねる優しく哀しい男である。
「一番大切にしているのは、優しさと純粋さです。2人が共鳴し合うのもその部分で、クリスティーヌは人間としてファントムを愛しているのだと思います。そこが他のバージョンとの違いと解釈しています」
トップスターを幾人も生み出している阪急・阪神沿線初詣ポスターモデルに選ばれたのが、入団2年目の2007年だった。
それからまだ、4年だ。
入団前はバレエ少女だった。
それが突然、宝塚にはまった。
現在、宙組に娘役として在籍中のすみれ乃麗(すみれの・れい)とは双子姉妹。
蘭乃が姉で、2人とも宝塚観劇中、隣り合わせた見知らぬおばさんの勧めが縁でタカラジェンヌになった。
「同時期に妹がいてくれることは、本当に心強い存在です」
先にトップになったことは?
「私、いずれトップにと育てられてきたわけではないし、与えられた役に常に全力で向き合ってきた結果が現在です。生徒は全員そうだと思うし、妹もそう思って宙組で一生懸命、頑張っていると思います」
優等生発言も、芯がブレない。
「趣味というか、私、父と兄の影響でサッカー観戦が好きなんです。欧州サッカーのセリエAとかブンデスリーガとかよく見ます。すごくプレーが流動的で、あーっ、今の流れ、とても美しい! なんて感じで見ています。ボールの動きが速くて、よい気分転換になります」
10月に全国ツアー公演「小さな花がひらいた」「ル・ポァゾン-愛の媚薬-」に出演。
「クリスティーヌでは清純派でしたけれど、このレビューでは蘭寿さんと筋肉痛と闘いながらどれだけ大人っぽい色気を醸し出せるか頑張りますので、私の別な一面をぜひ、見にいらしてください」
~蘭乃はな出演!「全国ツアー公演」チケット情報はこちらからどうぞ~
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