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4月16日に入学式を迎えたタカラジェンヌの養成所、宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)。
20倍を超える超難関に、毎年のように合格者を出している声楽講師がいる。
教室には看板もなく、ホームページもない。なぜ、この教室にタカラジェンヌを目指す多くの乙女たちが集まるのか?

■生徒は100人

大阪府豊中市にあるマンション一室で、生徒が発声練習を繰り返す
ピアノを弾きながら、そばで指導しているのが声楽講師の古屋博美さん(42)だ。

古屋さんの元に通う生徒は100人を超え、半数以上が宝塚音楽学校をはじめとしたプロ志望。
今春、宝塚音楽学校を卒業し、宝塚歌劇団に入団した41人のうちの2人も古屋さんの教室の出身者だ。
過去に指導した生徒のなかには歌劇団を経て芸能界で活躍している女優もいる。

千葉県出身の古屋さんは、高校生の時に音楽担当だった男性教諭へのあこがれから声楽を学び始めた。
短大卒業後は、アルバイト生活も経験しながら両親を説得し、オペラの道へ進んだ。
目標としていたオペラスタジオへ入るために関西に転居。
教室を開いたのは28歳のときのことだ。知人から宝塚音楽学校の受験生の指導を依頼され「自分の技術が役に立つのなら」と思ったことがきっかけだった。

しかし、それまで宝塚歌劇団のことはほとんど知らず、生徒を教えるようになって初めて鑑賞したという。
きらびやかな世界を目にし、「歌の技術自体はオペラやクラシックの方が上かもしれない。でも、男役の格好良さは生身の男性には出せないもの。あの表現力に圧倒された」と振り返る。また、鑑賞するなかで独特の歌い方を研究していき、それを指導に生かすようになったという。

■23・1倍の狭き門

毎年、タカラジェンヌを夢見る多くの乙女たちが集う宝塚音楽学校は、3年前の97期生から「狭い間口というイメージを払拭(ふっしょく)し、多くの希望者に受験してもらうため」に入試改革を実施した。
現在は宝塚会場と東京会場で開かれる1次試験では面接、2次は宝塚会場のみとなり、面接に加えて舞踊や歌唱といった実技、3次試験では面接と健康診断が行われている。いずれの試験でも華やかさなど“宝塚歌劇らしさ”が試される。

97期生の受験者数は前年から252人増えて1106人に急増、倍率も27・65倍となった。
その後は徐々に受験者が減少しているが、今年合格した100期生も40人の枠に23・1倍となる924人が受験するなど、依然として狭き門であることに変わりはない。

この超難関を突破するため、古屋さんが生徒を指導する際に意識していることは何なのか?

2次試験の歌唱では、課題曲を歌うことで声量、声質、音程などが審査される。
古屋さんによると、歌劇団ではマイクを使って歌うため、オペラなどと比較してマイク乗りの良い歌い方をしているのが特徴。指導する際は音大などを目指す生徒と基本的な教え方は変わらないが、口まわりの使い方にポイントを置き、自然と歌劇団風の歌い方になるよう指導しているという。

■試されるのは人間性

さらに、自身が実際に鑑賞するなかで抱いた「ここに立つには歌だけではダメ。人としての魅力がなければいけない」との思いから、人間として成長できるように感受性を磨かせることにも重点を置いている。

そのため、歌の内容について徹底的に考えさせたり、人生相談に乗ったり、時には花見などのレジャーに連れて行くこともある。「技術よりも、どれだけ歌に心を込められるかが大事」との考えからだ。なかには感受性が高まり、夕日を見ただけで涙するようになる生徒もいる。

「生徒には『妄想家になれ』と言っています。妄想できる子の方がすてきな歌を歌えるんです」という。

最後に合格できるかを決めるのは「自信」と断言する。
宝塚音楽学校を受けるような子供たちは素質的には大きく変わらないといい、「受験の時に自分に自信を持った顔ができるかどうか。どこか、いじけている子はだめなんです。自信が過信になってもだめですが」と語る。

一方で、古屋さんの教室に通う生徒は歌の楽しみを覚えるためか、音楽学校に入学できなくても他の方法でプロを目指すことが多いのも特徴だ。
別の劇団を立ち上げた生徒や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のようなテーマパークなどで歌ったり、踊ったりする職業に就いている生徒もいる。

「歌劇団に入れなくても、歌で自信を持てるようになれば、その後の人生に生きてくるんです」

■願いはいつかかなう

感受性や人間性を大切にする指導法が評判となり、生徒は口コミでどんどん増加していった。
現在は最長で午前10時から午後8時まで生徒を指導し続ける多忙な日々を送る。
さらに、兵庫県芦屋市のスクールでも講師を務めており、今年に入っての休日は数えるほどだ。
「大変なこともあるけど、良い仕事を神様がくれた気がする。生徒がかわいくて仕方ないし、休めないですね」と充実した表情を見せる。

古屋さん自身もミュージカルなどの舞台で活躍を続けている。

「60歳までは指導に専念する気はないんです。まだ目標もあるし、『願い事は願ったら必ずかなう。かなわないのは願い方が足りないだけ』と考えている。毎日教えながら自分も刺激を受けているのかな」

20年以上にわたって変わらぬ情熱が、多くの生徒を引きつける一番の要因かもしれない。




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