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水夏希主演「7DOORS~青ひげ公の城~」が上演されている(東京公演は終了、大阪公演は4日から上演)。
作曲家バルトーク唯一のオペラ「青ひげ公の城」がベースになっているという新しい舞台劇だ。
LUNA SEA、X JAPANのメンバーでこれが初舞台となるSUGIZOの音楽で綴られている。
演出はストレートプレイからミュージカルまで幅広く手掛ける鈴木勝秀。
独特の世界観は美しくもどこか苦しく、悲しげだ。

黒い空間の中に、扉がうっすらと浮かんだ。
一筋の光が差した先には小さな水たまりが…。
そして一音一音がこぼれ落ちるような音楽が聞こえてくる。
扉から現れた青ひげ公(SUGIZO)はバイオリンを奏で、また扉の向こうへ消えていった。
幻想的な物語の始まりに、一気にその世界へと引き込まれていく。
暗闇に青ひげ公の言葉が響いた。
同じ過ちを繰り返す愚者の歴史…観客に問いかけるような言葉が耳に残る。

青ひげ公が羊飼いの娘であるユディット(水)を妻に見初めたと、執事(中山祐一朗)が訪ねてきた。
賛成の父と反対の兄。
ふたりの話を黙って聞いていたユディットは、青ひげ公のお城にあるという7つの扉を見てみたいと結婚を承諾する。
ユディットの人生が動きだした。
未来への期待を込めた強い瞳が印象に残る。

7つの扉の中にあったのは、キリスト教の7つの大罪である「暴食」「肉欲」「強欲」「怠慢」「憤怒」「嫉妬」「傲慢」。
青ひげ公の人間の罪のコレクションであった。
人が生きていくなかで、多かれ少なかれ誰しもが持つ感情を「罪」とする。
ユディットは次々に現れる扉の番人である罪人に、驚きながらも凛と向き合っていく。
番人は罪の罪たる所以を語り、ユディットと論じあう。その台詞の応酬に心を掴まれた。
観客は、いやが応にも考えさせられるだろう。
日々の生活で当たり前なことも罪とされるのだから。

黒い舞台の中に、ユディットの白い衣装が浮き立つ。
「罪」の世界において、唯一の希望のようにも感じる。
退団後初のスカート姿の水は、美しく柔らかで優雅な雰囲気がよく似合う。
宝塚でのスマートでとにかくかっこいい男役だった水が、こんなにナチュラルに魅力ある女性を演じている。
水自身の魅力を感じられるハマリ役。
思わず見とれて、目が離せなかった。

ユディットと青ひげ公が出会ったとき、オペラとは違うオリジナルのエンディングが待っていた。
荘厳なパイプオルガンの音が響き、そこは教会の中のようにも感じられる。
廃墟のように暗かった城に光が差した。
エンディングのその先に思いを馳せ、劇場をあとにした。



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