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大空祐飛と野々すみ花の演技に大満足 文化部記者のベスト3宝塚歌劇編(産経新聞)

現実世界の憂さをパーッと忘れさせてくれる、過剰なまでの美とサービス精神、それが宝塚歌劇。
地味なヅカ? シンプルなヅカ? そんなものはお呼びではありません。
純愛、そして上方のコテコテレビューこそ、宝塚の王道。
2014年には創立100周年とあって、もはやコテコテは伝統芸能の域に到達。
1世紀にわたり、大和撫子の紅涙を絞り続けてきた夢の舞台、今年、思い出に残った作品を。

(1)東京宝塚劇場1月・宙組「誰がために鐘は鳴る」

いい意味で宝塚の舞台であることを忘れさせる、極限状態における人間のあり方、濃密なドラマをじっくり味わえた舞台。今月27日に退団を発表したばかりの宙組トップスター、大空祐飛(ゆうひ)の大学講師ロバートと、憑依型の娘役、野々すみ花演じるマリアの悲恋が泣かせてくれました。

ゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマン主演の米映画でも知られるヘミングウェー原作の作品。
これを宝塚で「うたかたの恋」「哀しみのコルドバ」など宝塚の財産のような名作を数多く生み出した柴田侑宏(ゆきひろ)が1978年に世界で初めて舞台化し、鳳蘭(おおとりらん)と遥くららコンビで大ヒットさせた作品の再演。

やはり名作は、ちっとも色あせない。
主人公はスペイン内乱に参加する義勇兵ロバートと、反ファシストゲリラの娘マリア。
そうです、悲恋を炎上させるのは革命、戦争です。

野々は映画のバーグマン同様、娘役の命である髪をショートにし、悲しい過去を背負った少女になりきった! だからこそクールさが持ち味の大空演じるロバートが、心を揺らし激情を露わにする過程が胸を打つ。
あ~、命がけの恋を絵空事にしない2人の演技に、大満足でありました。

(2)同9月・月組「Dance Romanesque」

今年の宝塚のショーの中で、もう一度見たい作品ナンバーワン。
作・演出の中村暁先生、来年も頑張ってほしい。

何たって群舞を贅沢(ぜいたく)に使えるのが宝塚歌劇の強みだが、今作はこれでもかこれでもかと、バラエティーに富んだ群舞が次々と登場。
コテコテKポップアイドルグループのような美形若手男役をそろえて出したり、カモメの群舞など、宝塚の王道を押さえながら新味もあって、「やっぱりヅカは、こうでなきゃね」と納得でした。

(3)同2月・雪組「ロミオとジュリエット」

仏発の大ヒットミュージカルの日本版。
何たってブレスギュブリックの音楽が最高だ。
主題歌「AIMER(エメ)」、一度聴いたら忘れられない「キャッツ」の「メモリー」のような名曲。

そして原作はあの沙翁(シェークスピア)、鉄板ですわな。昨年まず星組が大阪、福岡で日本初演して大好評、東京では雪組でお披露目の形になったが、そりゃヒットするわ。
どこの組がやっても、これは満足できる作品。
演出・潤色は宝塚の誇るエース小池修一郎先生。





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来年正月の花組公演「復活-恋が終わり、愛が残った-」(同1月1~30日=兵庫・宝塚大劇場)は、トルストイの名作が原作。
かつての恋人への贖罪(しょくざい)から身分を捨てる青年将校を、トップスター蘭寿とむが演じる。
「元日から舞台に立たせてもらう1年は、より気が引き締まります」
蘭寿にとって、本拠地・大劇場での正月公演は、宙組へ移る前の花組時代、04年「天使の季節」以来。
東京宝塚劇場は同2月10日~3月18日。

新年は、久々に本拠地での幕開けになる。

「元日から、花組のみんなと一緒に大劇場に立てるって、舞台人にとってありがたいこと。いい1年になりますね。きっと!」

クールで知的なルックスの蘭寿だが、笑うと少年のような空気も醸し出す。
その正月公演は、トルストイの「復活」。
ドラマチックな展開の芝居になる。

舞台は19世紀末の帝政ロシア。
蘭寿演じる青年将校ネフリュードフは社交界の花形。
貴族の娘との婚約も決まっていた。ある日、殺人事件の陪審員として裁判所に呼び出された。
そこに出廷してきた被告の女は、かつての恋人カチューシャ(蘭乃はな)だった。
ネフリュードフは地位も捨て、彼女の救済に奔走する。

まず注目は、十八番? の裁判シーンか。

「あははは、そうですね。かなり感じは違うんですけど。でも、陪審員がいて、その一番、端っこに座っていると、なんかこの光景...っていう、変な感じはありますね」

自身の代表作で、09年のバウ主演作「逆転裁判 蘇る真実」「逆転裁判2-蘇る真実、再び...」と重なった。
当たり役の名セリフは『異議あり!』だが...。

「今回出てきたら、どうしようかと。(演出の)石田(昌也)先生は(革新的なので)やりそうだなと思って。でも『さすがに(作品の雰囲気が違うので)やめた』と言われました」

何よりも、今回は「静と動でいえば、静」の役。
受けの芝居も要する。
その分、仲間の役作りがヒントにも。
2番手男役、壮一帆演じるシェンボックは、舞台の空気を変える存在だ。

「壮一帆は、明るいプレーボーイで、私が真っすぐな暗い男。キャラクターが2分されています。私の役柄は、発散できない分、葛藤をどう出していくかが難しいけど、楽しくもある」

そして、最もポイントになるのが、相手役だ。

「カチューシャは、宝塚ではあまり描かれない感じなので、彼女(蘭乃)も必死に、新しい娘役像を作っています。身を落としていくあたりが、宝塚では難しいですよね。でも、だからこそ『どうしても救いたい』『助けたい』と、爵位も捨てて、シベリアまで彼女を追って行く」


貴族の行動とは思えない。
そこにこそ、かつての恋人に対する愛や償いの気持ちがあると考える。

「そんなにも深い愛って...。後半に向かうまでの心の移り変わりを丁寧に描きたい。そうすることで、サブタイトルの『恋が終わり、愛が残った』につながっていくと思う。重厚ですが、最後に希望やぬくもりが見える作品だと思います」

恋と、愛。
蘭寿にとっては、どう違うのだろうか。

「恋は、うーん...始まりですかね? 愛は、深みがある感じがします。私が、愛を感じるのは、やっぱり花組みんなのぬくもりと、思いですね。『一緒にやっていこう』って。無言のぬくもりに包まれていると思います」

前作の全国ツアー「江戸風土記 小さな花がひらいた」では、東北地方を回った。
避難所への慰問も行い、あらためて舞台人として自分を見つめ直した。

「お客さまの本当に楽しそうな、幸せそうな笑顔を見せていただきました。避難所の皆さんも(慰問を)喜んでくださり、大変だった思いを話してくださった」

蘭寿は兵庫・西宮の出身。
95年の震災時、すでに宝塚音楽学校に入学していた。
仲間と励まし合い、今、トップスターに就いた自分がいる。

「私は『神戸もここまで元気になりました。必ず、絶対に、元気になります。頑張りましょうね』とお話ししました。皆さんの愛、この胸の痛みを忘れず、舞台に立っていきます」

今年は大きな節目の年だった。
「(トップ就任で)人生が変わりました。(宙組から異動し)花組の人たちには、ほんとにあたたかく迎えてもらい、今、すごくいい状態だと思います。ここからです。2012年は、男役としての芯は外さずに、新しいものに挑戦していきたいですね」

トップ就任3作目。多くの愛に包まれて、充実期に入った。


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宝塚歌劇団雪組のミュージカル「Samourai」が大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演されている。
幕末直後にフランス・パリに渡った実在の侍、前田正名が、坂本龍馬から受け継いだ刀で、パリで戦うという月島総記のフィクション小説「巴里の侍」を、宝塚歌劇がミュージカルに仕立てた。
正名の波乱万丈な青春時代を、トップスターの音月桂がさわやかに熱演していた。

幕開け、和太鼓の音が鳴り響き、音月桂、早霧せいなと緒月遠麻が扮する紅白の連獅子が登場。
新春の華やいだ雰囲気からスタートした。

侍の世が終わろうとしていた江戸末期、薩摩藩出身の若き武士、正名(音月)は龍馬(緒月)と出会う。
ある時、龍馬は文明国フランスへ行く夢を正名に語り、その夢の大きさに感銘を受けた正名は、龍馬と共にフランス行きを目指す。
しかしその後、龍馬は京都・近江屋で暗殺されてしまう。

江戸幕府が倒れて間もなく、正名は龍馬の志を受け継ぎフランスへ留学。
舞台は、燕尾服の紳士やカラフルなドレス姿の淑女たちが「モン・パリ」の音楽にのせて歌い踊るフランスへ。
親日家のモンブラン伯爵(飛鳥裕)の世話になる正名は、パリの邸宅に着いて早速、断髪と着替えをすることになった。
原作では使用人にまげを切ってもらい、さっぱりとして終わるところだが、舞台では正名自らが思いきりよく刀を入れる。まげに袴の武士の姿から、散切り頭にタキシードの姿に着替えて再登場した音月は、思わずドキッとするほどの変貌ぶりだ。

その後、プロセイン(後のドイツ帝国)とフランスの戦争(普仏戦争)が勃発し、大国フランスがまさかの降伏。だがその裏には、フランス軍上層部の思惑が潜んでいた。フランス正規軍の隊長のレオンを演じるのは、大湖せしる。冷酷な少佐を、表情1つ変えずに好演していた。

普仏戦争が引きがねとなり、パリ・コミューンが成立。パリ・コミューンとは、1871年、パリで誕生した史上初の民衆による革命政府のこと。72日間の短い期間だったが、後にマルクスの共産主義運動やレーニンのロシア革命などに影響を与えた。

正名も市民兵に志願して、パリ市民と共に戦うことに。舞台上では戦闘シーンが目まぐるしく展開していく。
原作に忠実な筋書きとはいえ、銃砲の音とともに市民が次々と倒れていく後半は、観ていて暗い気分になることも。
しかし、これも悲惨な事実を強調している演出とみることもできる。桂圭男著「パリ・コミューン」(岩波新書)には、「『血の週間』を含めて5月末までに殺された市民は約3万人と推定され…」と書かれている。
厳しい展開が続く中での救いは、キャストたちのひたむきさ。
それぞれのまっすぐな強さは、暗闇の中に見える一筋の光のようだ。

音月の演技からは、勇敢で高潔なサムライ魂が強く感じられた。
流麗で安定感のある歌声からも、正名の思いが伝わってくる。音月の軍服の上に白い羽織をまとった「巴里の侍」姿は目を引く。
このミスマッチな2種類の服を格好良く着こなせるのは、やさしい雰囲気と気品をあわせ持つ音月ならではだろう。

早霧が演じる渡会晴玄は、安芸藩出身の留学生。
同じパリで学ぶ日本人として正名と友情を深めていく。
2人のかけあいはテンポがよく、仲の良さが伝わってくる。
早霧の軍服姿にはどこか儚さが漂い、つい見とれてしまうほどの麗しさだ。
コミカルなキャラクターの中に優しさが垣間見えて、こんな親友がいたらいいなと思ってしまう。

緒月は今回、坂本龍馬と市民兵の隊長フルーランスの2役を演じている。
龍馬は威勢がよく、フルーランスは頼もしい存在で、どちらも貫禄と人情がにじみ出ていた。

モンブランの姪のマリー(舞羽美海)は、可憐さと強さをあわせ持つ。
最初は正名たち日本人に対して嫌悪感をあらわにしていた気の強いマリーだったが、救護隊に入ってからは、精神力や芯の強さも表れていた。

そしてフィナーレは、燕尾服と鮮やかな赤紫のドレスに身を包んだキャストたちによるダンス。
最後は「モン・パリ」の歌とともに、一気に春が来たような明るい笑顔が咲いた。

パリ・コミューンで必死に戦った市民の姿と、当時の人々を懸命に演じる雪組メンバーの姿が重なって見えた舞台だった。




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